ハナシュクシャ(Hedychium coronarium)はインド原産の植物です。 熱帯地域を中心に分布しており、ハワイや南アフリカ、オーストラリアなどでも栽培されています。日本では沖縄県を中心に栽培されており、花卉としても有名です。 ハナシュクシャ(Hedychium coronarium)は、非常に香りが強い花を夜間に咲かせることから「夜来香(やらいこう)」とも呼ばれます。 ハナシュクシャの茎は直立し、高さは1.5mに達します。葉は長さ30〜60cm、幅は10〜20cm、葉の形は披針形、縁は滑らかです。 ハナシュクシャは、夏から秋にかけて直径7〜10cmの白色の花を咲かせます。花弁は6枚、花序は穂状で長さは20〜45cmです。芳香のある花には蜜を求める昆虫が集まり受粉のサポートとなるでしょう。 ハナシュクシャは、庭園や公園などで観賞用に栽培されています。また、抗炎症作用や鎮痛作用があるとされる根茎は薬用、花は香料として化粧品や石鹸などにも使用されています。
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