ハリツルマサキ(Gymnosporia diversifolia)は、主にアフリカ大陸の南部や東部に分布しているツルマサキ科に属する常緑低木です。日本ではあまり馴染みのない植物ですが、海外では薬用植物としても利用され、その抗菌作用や抗酸化作用が研究されています。 ハリツルマサキは、高さが1-3m程度に成長し、枝に鋭い棘があります。葉は互生し、形状は楕円形から卵形で、縁に鋸歯があるのが特徴です。また、葉の表面は光沢があり、裏面は白っぽい色をしています。 花期は主に11月から2月で、小さな白い花を密集して咲かせるでしょう。花は5弁で、径約2mmほどです。果実は球形で、径約3mmの小さなものですが、成熟すると赤くなります。 ハリツルマサキは、砂漠や草原などの乾燥した環境に生育しており、生垣や風除けとして利用されることがあります。 ハリツルマサキの起源は主にアフリカ南部にあります。 ハリツルマサキの属名は、ハリツルマサキの種子が裸であることから、ギリシャ語の「gymnos(裸)」と「spora(種子)」を組み合わせて、その名が名付けられたとされています。 日本語名の「ハリツルマサキ」は、その棘が鋭く、マサキ科に似た葉を持っていることから名付けられました。マサキ科は、日本を含む東アジアに広く分布している植物で、ハリツルマサキと同じく棘があることが特徴です。
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