ニシキソウ(Euphorbia humifusa)は日本をはじめ、東アジアや東南アジアに広く分布しており、道端や畑、草地などの日当たりの良い場所に生育しています。 5月から9月に、黄緑色の小さな花を咲かせるでしょう。花は葉腋から出て、総状花序を形成し、雄花と雌花が同じ花序につくのが特徴です。 また、葉は対生し楕円形から卵形で、先端が尖っています。葉の縁には鋸歯があり、長さは1-3cm、幅は0.5-1.5cm程度です。 果実は3つに裂ける袋果で、種子は黒褐色で扁平な形状をしています。 ニシキソウ(Euphorbia humifusa)の学名「Euphorbia humifusa」は、ニシキソウが地面に這うように成長する特徴を表しており、ラテン語で「地面に這う」という意味を持つ「humifusa」が由来となっています。 また、日本名の「ニシキソウ」は、葉の表面に金色の斑点があることから、「錦(ニシキ)」という言葉が名前に使われたと言われています。ニシキソウは古くから日本の民間薬として利用されており、その効能や用途が江戸時代の薬草図鑑にも詳しく解説されているでしょう。
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