トコナデシコ(Dianthus plumarius)は多年草で、日本では、主に栽培品種として親しまれています。 花の形はフリンジ状の花弁が特徴的で、ピンクや白などの色があり、花の香りが強く、特に夜間に香りが強くなることが知られています。 葉は線形で、対生、茎は直立し、高さは30〜60cm程度です。 トコナデシコは、花壇や切り花として利用されることが多く、その美しい花と香りが鑑賞価値が高いとされています。 トコナデシコ(Dianthus plumarius)は、ヨーロッパを中心に分布しており、その起源は、主にヨーロッパの地中海沿岸地域にあります。 トコナデシコの名前は、日本では「常夏撫子」とも呼ばれ、花の美しさから古くから親しまれていました。英名の「Dianthus」は、ギリシャ語で「ディオス(神)」と「アンソス(花)」を組み合わせた言葉で、「神々の花」という意味があります。 一方、「plumarius」はラテン語で「羽毛のような」という意味があり、花弁の縁が鋸歯状に切れ込んでいる様子を表しています。この名前は、植物学者カール・リンネによって命名されました。
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