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ハマナデシコ(浜撫子) (Dianthus japonicus)-i
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ハマナデシコ(浜撫子)

別名
フジナデシコ,ベニナデシコ
学名
Dianthus japonicus

基本情報

ナデシコ Dianthus ハマナデシコ(浜撫子)
Caryophyllaceae > Dianthus > Dianthus japonicus
92%
完成度

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  • ハーブ
草丈・樹高
30cm ~ 60cm
花の色
  • ピンク

葉の色
開花時期
5月-9月
日当たり
耐寒性ゾーン
N/A
耐寒性
普通
耐暑性
普通
原産地
日本
成長速度
普通

ハマナデシコ(浜撫子) (Dianthus japonicus)の特徴

概要

ハマナデシコ(Dianthus japonicus)の学名の「Dianthus」は、ギリシャ語の「dios(神)」と「anthos(花)」が組み合わさったもので、「神々の花」という意味があります。「japonicus」は「日本の」という意味です。 花の形がナデシコに似ており、海岸に生えることから、日本では「ハマナデシコ」と名付けられました。 ハマナデシコは、朝鮮半島や中国の一部地域にも分布しますが、日本が主な起源地です。日本の海岸線の自然環境に適応して進化し、独自の形態や生態を持つようになったため、日本の海岸線の生物多様性を象徴する植物とも言えるでしょう。 ハマナデシコ(Dianthus japonicus)は、日本をはじめとする東アジアの海岸に自生しており、特に関東地方から東北地方にかけての太平洋側に分布しています。 高さは20-60cmに成長し、夏から秋にかけ、先端が切れ込んでいる5枚の花弁と、花の中心にある黄色い目が特徴の直径2-3cmのピンク色の花を咲かせます。また、葉は線形で対生し、茎に沿って密に並ぶのが特徴です。 花が美しいので園芸品種として栽培されるほか、砂地や岩場などの厳しい環境に適応し、耐塩性もあることから海岸の植生保護や砂防工事に利用される場合もあります。 なお、ハマナデシコは絶滅危惧種に指定されている地域があり、今後の研究や保護活動が重要視されています。

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花言葉

ハマナデシコ(Dianthus japonicus)の花言葉には、その美しさや色合いから「純愛」や「清らかな愛」といったものがあり、純粋で清らかな愛情を象徴しています。 他にも「恋の痛み」や「悲しい恋」など、ハマナデシコが海岸や砂浜など過酷な環境で育つという特徴から、恋愛において困難や試練に耐える強さを表現する花言葉があります。 日本の固有種である点において日本の風土や文化を表す「日本の美」や「和の心」も花言葉の1つです。

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ハマナデシコ(浜撫子) (Dianthus japonicus)の栽培時期・カレンダー

栽培時期・カレンダー

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ハマナデシコ(浜撫子) (Dianthus japonicus)の育て方

水やり

ハマナデシコ(Dianthus japonicus)は、春から夏にかけてが生育期であるため、この時期は、土壌が乾いたらすぐに水を与えるようにしましょう。秋から冬にかけては、土壌が乾燥してから2~3日後に水を与える程度に調整します。 土壌の湿度については、根腐れを防ぐため過湿にならないように気を付けなければなりません。指で触ってみて湿り気があれば十分です。 時間帯は朝か夕方が望ましく、朝であれば日中の蒸発を防ぐために十分な水分を与えること、また、夕方の水やりは、夜間の冷え込みによる露地栽培の寒さ対策として行うことがあります。 その他、水やりの際には葉に水がかからないように注意しましょう。葉に水がかかると、病気の原因となることがあります。

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土壌・肥料の管理

ハマナデシコ(Dianthus japonicus)は、排水性が良く、砂質でやや粘土質の土壌を好み、pHは5.5~6.5、中性からやや酸性の環境で育ちやすいです。 肥料に関しては、成長期に窒素、リン酸、カリウムをバランスよく含んだ化成肥料を与えることが望ましく、1ヶ月に1回程度、薄めた液肥を与えることで、花の発育を促進させることができます。 秋以降はリン酸やカリウムを多く含む肥料を与えると、根の発達を促し冬の寒さに耐える力をつけさせることができますが、冬場は肥料の与えすぎに注意し、特に寒さが厳しい地域では控えめにすることが重要です。

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日当たり・気温の管理

ハマナデシコ(Dianthus japonicus)は耐寒性、耐暑性ともにありますが、最適な栽培温度は15℃~25℃です。 夏場の強い直射日光や、冬季の霜や氷には弱いため、適切な対策を行いましょう。 ハマナデシコ(Dianthus japonicus)は、日陰を利用して直射日光を避けることで夏を越します。また、水はけの良い土を使用し、適度な水分を保つことも重要です。 冬は、霜や凍結から守るために、鉢植えの場合は室内に移動させ、庭植えの場合はマルチングを行ってください。 ハマナデシコ(Dianthus japonicus)は、日当たりの良い場所を好み、日照時間が短すぎると花付きが悪くなることがあるため、理想は1日6時間以上、少なくとも4時間程度は日光が当たることが望ましいです。 鉢植えの場合、ベランダや窓辺など日光が十分に当たる場所に置きましょう。ただし、直射日光が強すぎる場合は、葉焼けや花の傷みを避けるため、風通しの良い半日陰の場所に移動させることが大切です。

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ハマナデシコ(浜撫子) (Dianthus japonicus)の上級者向け育て方

剪定の方法

ハマナデシコ(Dianthus japonicus)の剪定や切り戻しは、主に花が終わった後に行いましょう。枯れた花を取り除き、過密になった枝を間引いて通気性を良くすることで、次の花が咲くのを促進したり、病気や害虫の発生を抑えることができます。 枯れた花は株元から切り取り、枝を間引く際には、株元から5cm程度の長さに切り戻します。

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鉢植えの方法

ハマナデシコ(Dianthus japonicus)の植え付けは春から初夏にかけて行います。 種まきから行う場合は、発芽後、苗が十分に育ったら間引きを行い、本葉が2~3枚になったら株間を20~30cm程度にして、根を傷つけないように注意しながら植え付けましょう。

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増やし方

ハマナデシコ(Dianthus japonicus)の繁殖方法には、株分け、挿し木、種まきなどがありますが、ハマナデシコのような多年草に最も適している方法は株分けです。 株分けは、成長した株を分割して新しい株を作る方法で、春(4月~5月)か秋(9月~10月)に行います。十分に潅水したあと株を掘り起こし、根を傷つけないように注意しながら株を2~3個に分けて新しい場所に植え付けた後、たっぷりと水を与えます。 挿し木は、春から初夏にかけて行うのが適していますが、株分けに比べて手間がかかる上に成功率が低いです。また、種まきは自然繁殖に近い方法ではあるものの、株分けや挿し木に比べて効率が悪いため、花を咲かせるには時間をかける必要があります。

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病害虫対策

ハマナデシコ(Dianthus japonicus)は病害虫にかかりやすく、特に、根腐れ病やウイルス病に感染しやすい傾向があります。 根腐れ病は、土壌中のカビが原因で発生し、根の腐敗を引き起こします。この病気を防ぐためには、病気にかかった植物の早めの処分と、水はけの良い土壌での適度な水やりが大切です。 ウイルス病は、アブラムシを媒介とするハマナデシコモザイクウイルスが主な原因で、生育適温を避ける栽培や、アブラムシの天敵であるカブリダニ類を利用した生物的防除が対策として効果的でしょう。 また、ハマナデシコは、カイガラムシやアカイエカイガラムシなどの害虫にも悩まされることがあります。これらの害虫対策としては、定期的な観察を行い、発生が確認された場合は速やかに手作業で除去するか、適切な農薬を使用するのがおすすめです。

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ハマナデシコ(浜撫子) (Dianthus japonicus)の分布地図

分布・生息地

ハマナデシコ(浜撫子) (Dianthus japonicus)の毒性

人や動物への健康効果

edible
不可
毒性
なし

ハマナデシコ(Dianthus japonicus)は、人体へ悪影響を及ぼすような毒性は確認されていませんが、万が一口にしてしまった場合は、アレルギー反応を起こす可能性もあるため注意しなければなりません。

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犬や猫への影響

ハマナデシコ(Dianthus japonicus)は、犬や猫に対して毒性があるとされていません。万が一ペット口にしても、特に重篤な健康被害が発生するとは考えにくいでしょう。 ただし、ハマナデシコに含まれるサポニンが嘔吐や下痢のような症状を引き起こす可能性も考えられます。犬や猫がハマナデシコを食べた後、嘔吐や下痢などの症状が現れた場合は、速やかに獣医師に相談し、適切な対処を行ってください。

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ハマナデシコ(浜撫子) (Dianthus japonicus)のQ&A

  • ハマナデシコ(浜撫子)の選び方

  • ハマナデシコの花が終わった後のケアや次のステップについて教えていただけますか?

  • ハマナデシコは白い花を咲かせますか?