マルバウツギ(Deutzia scabra)の花期は5月から6月にかけてで、枝先に白色または淡紅色の花を密に咲かせるのが特徴です。 日本をはじめとする東アジアの山地に自生しています。 この植物は、高さが2-3mに達し、葉は対生し、縁に鋸歯があります。また、茎や葉には細かい毛が生えており、触るとざらついた感触です。 マルバウツギは、日本では古くから庭木や生け垣として利用されており、品種改良も行われています。特に、花の色や形が異なる園芸品種が多く存在し、庭園や公園でよく見かけることができます。 マルバウツギ(Deutzia scabra)の学名「Deutzia scabra」は、18世紀のオランダの植物学者であるヨハン・ファン・デウツにちなんで名付けられました。 マルバウツギの和名は、葉の裏側にざらついた毛が密生していることから、「丸葉糠梅(まるばぬかうめ)」と呼ばれていたものが、時代とともに「マルバウツギ」となり、葉の形状やざらつきから、梅の実に糠が付いたような形状を連想させることから名付けられたとされています。
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