オキナワセッコク(Dendrobium okinawense)は、沖縄県を中心に分布する植物です。石灰岩地に生育することが多く、特に沖縄本島の北部に多く見られます。ラン科デンドロビウム属に属する希少な植物として知られています。 オキナワセッコクは、茎が直立し、節間が短く、葉が互生するのが特徴です。また、花は春から初夏にかけて咲き、淡い紫色の花弁と唇弁が美しい姿を見せます。 絶滅危惧種にも指定され、沖縄県の天然記念物に指定され保護されています。 オキナワセッコクは、その美しい花や希少性から、観賞用として栽培されることもありますが、野生種の採集は避けましょう。 オキナワセッコク(Dendrobium okinawense)は、沖縄県の固有種であることから「オキナワ」と、ラン科の植物であることから「セッコク」という名前が組み合わさって名付けられました。セッコクは、日本に自生するラン科の植物の総称で、その名前は「雪のように白い花が咲く」という意味があります。 Dendrobium okinawenseという学名は、「Dendrobium(デンドロビウム)」が属名で、「okinawense(オキナワセンス)」が種小名です。デンドロビウムはギリシャ語で「樹木に生える」という意味を持ち、ラン科の植物が木に着生することを表しています。一方、種小名の「okinawense」は、「沖縄に関連する」という意味で、沖縄県に自生することを示しています。
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