「スモークツリー」は、「Cotinus coggygria」という学名を持ち、その名の通り煙のように見える花に特徴がある植物です。南ヨーロッパから中央アジアにかけた地域を原産とし、その美しい花から観賞用として世界中で育てられています。 スモークツリーは、5mほどの高さに育つ落葉低木です。卵形の葉をしていて、秋には鮮やかな赤色へと変わります。夏の初めに開花し、その紫色の花序が煙のように広がる様子から名付けられました。 スモークツリーには数種類の品種が存在し、中でも「ロイヤルパープル」は深紫色の葉が美しいと評価されています。そして、「ヤングレディ」はコンパクトな成長形態のため、小さな庭でも育てやすい品種です。 スモークツリーは日が良く当たりと水はけに優れた場所を好む性質があり、寒さにも強く、初めて育てる方でも育てやすいでしょう。ただし、実には毒性があるので、小さな子供がいたり、ペットを飼っている家庭では気を付けなければなりません。 また、スモークツリーは、その独特の形状の花から「夢」や「幻想」を表わすと言われています。その美しい姿から、公園や庭を彩る植物として、たくさんの人々に愛されています。
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