「ケイ」は、中国南部を原産地とする常緑高木で、「Cinnamomum cassia」という学名が示すように、シナモンの一種として知られています。樹皮に独特の香りがあり、香辛料として古くから利用されてきました。 ケイの木は、成長すると10m以上もの高さになります。深緑色の葉は長さ10-15cm、幅3-7cmで、光沢があり、花は黄色で、小さく、香りがあります。 ケイの実は黒色で、約1cmの大きさです。実が成熟すると中から出てくる種子を、新たなケイの木を育てるために使うこともできます。 ケイは、水はけと日当たりの良い場所を好みます。比較的育てやすい植物ですが、耐寒性が低いので、冬季には霜よけ対策を行うようにしましょう。 シナモンとして知られるケイの樹皮は、特に中国料理やアーユルヴェーダ(インドの伝統医学)で、その風味と香りが幅広く利用されています。また健康食品としても、抗酸化作用や抗菌作用が注目されています。
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