ヤブムラサキは日本の自生種で、学名はCallicarpa mollisと呼ばれます。ヤブムラサキは東アジアを原産とし、山地や林の湿った場所に生育します。 この植物は直立性の茎をもち、対生する葉は卵型で厚みがああります。葉の表面には光沢があり、裏面は白毛が生えます。 ヤブムラサキは夏から秋にかけて小型の花をつけ、花は紫色で多数が集まり円錐花序を形成するの特徴です。花色は鮮やかで緑と対比が美しく、ほのかな香りも感じられるでしょう。 この植物には花色の変異品種が存在し、白色花やピンク花などがります。これらは庭園や公園でよく見られます。 実は小形で丸く、初め緑色、熟すと紫色になり、直径は5ミリ程度の実が多数見られます。 ヤブムラサキは日当たりのよい場所で育ち、半日陰でも良好に育てることが可能です。水はけの良い土壌を好み、寒さに強く、寒冷地でも育つでしょう。 ヤブムラサキは美しい花と実の植物で、都市の公園などでよくみられ、育てやすい植物なので庭先などで栽培してみる価値があるといえます。
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