フジウツギは落葉の低木で、種類も多く日本の広い地域に分布しています。海外でも温帯、熱帯の地域に多く生息する植物です。高さは1.5~3mほどですが、それ以上の高木もあります。 花は淡い紫色で、花びらが4裂した長さ1cmほどの花が密集して咲き、長さ約10cmの円錐状の花序を形成している形です。目につきやすく華やかなので、園芸用として多く利用されています。開花時期は春から夏にかけです。 葉は対生で、卵型の楕円形をしており、幅2~4cmで長さが5~10cmの大きさで裏面には白い毛が密集しています。耐寒性もあり、湿度の高さにも対応できるため、日本では育てやすい植物です。 フジウツギの実は、長さ5mmほどの楕円形で、秋に熟し種子がはじけて飛ぶ蒴果になります。 フジウツギの名前の由来は、花の様子が藤の花に似ていることから来ています。学名は「Buddleja(ブッドレア)」で、蜜が多く蝶が多く集まることから、イギリスでは「バタフライブッシュ」とも呼ばれています。
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