シシアクチは、日本各地の山林に自生している常緑の低木です。別名はありません。 この植物は1メートル程度の高さに成長し、つやのある楕円形の葉を持っています。葉の大きさは長さ10センチメートルほどで、周囲には規則的な鋸歯があります。 シシアクチは東アジアを原産とし、日本では本州、四国、九州の温暖な地方でよく見られる植物です。冬でも葉を落とさない常緑性で、湿った森の中や山の斜面などを生育地としています。 開花時期は夏から秋にかけてで、小型の白色または淡いピンク色の5弁花をつけます。花は集散状の花序に多数がつき、美しい光景をみせてくれるでしょう。 シシアクチは観賞価値が高く、庭園や公園で栽培されることもあります。花言葉は「幸福」や「美しい思い出」などです。 品種によって花色や葉の形状が異なり、白色品種、ピンク色品種などが存在します。日本の気候に適応し育てやすく、日陰でも生育できます。病虫害への強さも特徴で、手入れは水やりと適度な施肥が主です。 実は小さな球形で、秋から冬に熟し赤く色づきます。鳥などに食されて種子散布に一役買っています。
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