カラタチバナは、東南アジアを原産とする常緑の低木です。日本では、温暖な地域を中心に生育しています。湿った環境を好むこの植物は、森の下層を生育場所としています。 葉は光沢があり、波打った形状が特徴です。裏面は赤い斑点があり、独特の模様をしています。小さな白い花をつけ、花序をなして咲きます。花の直径は1センチメートルほどで、花弁の先が波打っているのが特徴的です。開花時期は夏から秋にかけてで、木全体が白い花で覆われ美しい姿を見せます。 品種によってはピンクや赤の花をつけるものもあるようです。これらの花は、庭園や公園で人気があるようです。実が熟すと鮮やかな赤色になり、鳥が好んで食べるそうです。鳥の力を借りて種子が運ばれ、新たな場所で発芽することで分布を広げていると考えられます。 日陰でも育つため、育てやすい植物として知られています。湿度が必要なことから水やりには気をつける必要があるでしょう。鉢植えや庭園で育てることができ、美しい花を楽しむことができそうです。
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