セイヨウオダマキ(Aquilegia vulgaris)は、ヨーロッパを中心に分布しており、日本では、主に園芸品種として栽培されています。キンポウゲ科に属する植物で、美しい花を咲かせることで有名です。 花の形は特徴的で、5枚の花弁が後ろに伸び、先端には長い距(きょり)があります。花の色は、紫、ピンク、白など多彩で、花弁の先端部分には、濃い色の斑点があることが多いです。また、花の直径は3-5cm程度で、花柄の長さは30-60cmにもなります。 葉は3回3出複葉で、深く裂けた形状をしており、緑色の葉が茎の下部に集まっているのが特徴です。株立ちで、高さは30-60cm程度になります。 セイヨウオダマキその起源は、ヨーロッパ大陸の山地や森林にあるとされています。 古くからヨーロッパ各地で栽培されており、その美しい花が庭園や公園で親しまれている植物です。また、セイヨウオダマキは、オダマキ属(Aquilegia)の中でも最も一般的な種であり、その名前は鷲の爪を連想させる花の形状からつけられたとされ、ラテン語の「aquila(鷲)」に由来しています。 なお、日本名の「セイヨウオダマキ」は、西洋のオダマキという意味で、日本固有のオダマキと区別するために名付けられました。
0
0