アネモネは、地中海沿岸を原産地とするキンポウゲ科アネモネ属の植物で、日本には江戸時代に渡来しました。学名は「Anemone coronaria」です。 名前はギリシャ語の「anemos」(風)に由来するもので、風に揺れる花びらの美しさにちなんでいます。 アネモネは、6枚の花びらを持つ直径2-3cmの花を咲かせます。花の色は赤、白、紫、ピンクなど品種によりさまざまで、赤い花が特徴の「デ・カエン」は特に人気の品種です。 アネモネは球根植物で、春に植えると初夏に花が咲きます。排水性が高く日当たりの良い場所を好み、比較的育てやすい植物ですが、冬季は霜に弱いので、寒冷地では冬越しの対策を行う必要があります。 花の美しさと育てやすさから、アネモネは鉢植えの他、花壇や庭などでもよく見られます。また、切り花としても、花束やアレンジメントに利用されています。
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