イタチハギ(Amorpha fruticosa)は、日本では、北海道から九州までの各地に分布しています。マメ科の落葉低木で、蜂が集まることから、蜂蜜の生産にも寄与しています。 高さは2-4mに成長し、枝分かれがよく、独特の形状を持ち、葉は羽状複葉で、小葉は20-40対並んでおり、長さは1-2cm程度です。 花期は6-7月で、紫色の花を咲かせ、花は穂状花序になっており、長さは5-15cmほどで、花冠は1つの花弁からなり、蝶のような形をしています。 果実は豆果で、長さは約1cm、幅は約2mmです。種子は黒褐色で、長さは約2mm、幅は約1mmで、円錐形をしているのも特徴の一つです。 イタチハギは繁殖力が強く、侵略的外来種として問題視されることもあります。 イタチハギ(Amorpha fruticosa)の起源は、アメリカ合衆国南部からメキシコ北部にかけての地域にあります。 名前の由来は、その枝がイタチ(鼬)の尾に似ていることから、イタチの尾を意味する「イタチハギ」と名付けられました。 また、イタチハギは、英語では"False Indigo Bush"と呼ばれており、これはインディゴ(藍)の代用品として利用されたことに由来しています。
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