コカモメヅルは、日本の山野に自生する多年生のつる性植物です。学名はVincetoxicum floribundumで、別名としてトサカモメヅル、トサノカモメヅルとも呼ばれます。 コカモメヅルは東アジア原産の植物で、日当たりのよい山地や草原などを好んで生育しています。夏から秋にかけて、白色の5枚の花弁からなるきれいな傘形の花を咲かせる植物です。 日本固有種のヒメコカモメヅルは、コカモメヅルのなかでも小さく可憐な花をつけることで知られています。山地の斜面などで見ることができる貴重な植物です。 名前に「ツル」と含まれますが、実際には地面を這うように伸びる茎が特徴的で、ツル植物ではありません。 コカモメヅルは育てやすい植物で、日当たりと排水のよい場所を好みます。実は風に乗って散布される小さな蒴果で、熟すと約1センチ程度になります。
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