「コテングクワガタ」は、学名を「Veronica serpyllifolia subsp. serpyllifolia」という多年草です。ヨーロッパからアジアにかけて広く分布する植物と言えます。 この植物は、10-30cmくらいの高さまで成長し、青紫色の小さな花を春から初夏の季節に咲かせます。花は上唇が2裂、下唇が3裂の特徴のある形をしていて、「テングクワガタ」という名前は、この花の形状からついたと考えられています。 また、卵形から広卵形の形をした対生の葉を持ち、全縁は浅い鋸歯となっています。葉の表側には光沢があり、白っぽい色をした裏側となっています。 水はけそして日当たりの良い場所を好むものの、湿った場所でも育ち、耐陰性もあるため育てやすく、初心者でも比較的簡単に育てられます。 特に「Veronica serpyllifolia」の中には、「Veronica serpyllifolia subsp. humifusa」などの亜種も存在するなど、ハマウツボ科の中でも種類や品種は多種多様な部類です。 「コテングクワガタ」の特徴は以上の通りとなります。その花が美しく育てやすいため、庭や花壇の装飾に向いている植物です。
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