クロバナモウズイカ(Verbascum nigrum)はヨーロッパ原産ですが、日本では帰化植物として各地に分布しています。耐寒性があり、乾燥にも強く育てやすいことから、庭木や公園の植栽をはじめ観賞用として利用されることも多い植物です。 草丈は高さ1m程度まで成長し、夏から秋にかけて、直径約1cm、放射状に広がる5つの花弁と中心部の黄色い葯が特徴的な、黒みがかった紫色の花を咲かせます。また、この花の色がクロバナモウズイカの名前の由来とも言われていることも特徴の1つです。 花が終わると、やがて種子を含んだ実が形成され、これらの種子は風によって広がります。
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