ヒメタヌキモは、非常に珍しい水草です。この植物は湿地や池に生息しています。 ヒメタヌキモの学名はUtricularia minorで、別名はありません。ヒメタヌキモは北アメリカ原産の植物で、日本ではまだ数少ない地域でのみ確認されています。 ヒメタヌキモの大きな特徴は、水中に浮かぶ小さな葉の裏面にある膨らんだ袋です。この袋の中には翼や足を持たない微小な水生生物が侵入しますが、一旦中に入るとその袋から逃げることができません。ヒメタヌキモはこのようにして獲物を捕食しているのです。 ヒメタヌキモは、6月から8月にかけて、水面に浮かぶようにして紫色の小さな花を咲かせます。花からは実ができ、種子が含まれています。 ヒメタヌキモはきれいな花をつけ、独特の捕食方法を持つため、水草愛好家にとっては魅力的な水生植物の一つです。しかし、国内ではまだ野生下での観察例が少ない希少種でもあります。
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