ニトベギク(Tithonia diversifolia)は、日本では、主に九州地方から沖縄県にかけて分布しています。キク科の多年草で、その繁殖力の高さから、要注意外来生物に指定されています。 高さは2-4mにもなり、茎は直立し、分岐が多いのが特徴です。葉は互生し、大型で3-5裂し、縁には鋸歯があります。 花は頭状花序で、径10-15cmの黄色い花を咲かせる植物です。開花期は9月から11月で、道端や河川敷などでよく見かけることができます。 ニトベギクの起源は、メキシコを中心とした中央アメリカにあります。またその名前は、日本の植物学者である新渡戸稲造博士にちなんで名付けられました。 ニトベギクは、19世紀後半にメキシコからアメリカ合衆国に持ち込まれ、その後、世界各地に広がった植物です。特に、アフリカやアジアの熱帯地域で急速に分布が拡大し、現在ではインドネシアやフィリピン、台湾、日本などの国々でも見られるようになっています。 日本では、明治時代に新渡戸稲造がアメリカから持ち帰ったものが最初とされています。
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