ジャガイモ(学名:Solanum tuberosum)は、南アメリカのアンデス山脈が原産のナス科の植物で、約8千年も前から栽培されていました。 特徴的な部分は、地下茎から作られる塊茎(かいけい)で、これが私たちが日常で食べているものです。塊茎は品種によりますが、黄色や赤、紫など多種多様です。栽培環境で大きさや品種にも違いがありますが、一般的にテニスボール程度の大きさのものが多く見られます。 ジャガイモは花も咲かせますが、やはり品種により花の色は白や紫、ピンクなど色々です。花から成った果実は種子を採るために利用されるもので、食用にはなりません。 耐寒性があるので寒冷地に適していますが、湿度が高いと病気になりやすいので、水はけの良い土壌で栽培します。 品種が多く、それぞれに特徴や用途があり、例えばメークインはサラダやフライに、男爵は煮物や揚げ物に適しています。 アイヌ語で「シャクヤ」が「食べる」、「イモ」が「もの」を意味し、「シャクヤイモ」(直訳すると「食べるもの」)から転じて「ジャガイモ」という名前がついたとされています。
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