オオバアサガラ(Pterostyrax hispidus)は、高さ10m以上にもなる大型の樹木で、中国と日本を原産とし、日本では主に本州の太平洋側に分布している植物です。 比較的育てやすいため庭木や公園の植栽にもよく利用され、花の美しさが鑑賞用としても評価されているところが人気の高さにもなっています。 葉は対生し、形は卵形から長楕円形、縁は全縁または浅く鋸歯があることが特徴です。その大きさは長さ10~20cm、幅は5~10cmにもなり、オオバアサガラの「オオバ」は、このような大きな葉を持つことから名付けられました。 春には、大きさ約2cm、5枚の細長い花弁を持つ白い花を咲かせます。これらが房状になっている花序の形状を麻殻に例えたことが「アサガラ」の由来であると言われています。 さらに秋になると、長さ約2cmの熟すと黒くなる楕円形の実が付くことも特徴の1つです。
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