中国原産のアサガラは、ミズキ科の落葉高木で花が咲く様子がアサガオに似ていることからその名が付きました。 しかし、アサガラとアサガオはまったく異なる種類の植物です。 アサガラは日当たりが良い場所と水はけの良い土壌を好み、寒さに強いため比較的育てやすい植物と言えるでしょう。 アサガラの他の特徴は以下の通りです。 ・形状 高さが10メートル以上もの高さになる大きな木で、広い庭や公園などに植えられることが多い植物です。 ・花 初夏、枝先に房状の白い花を咲かせます。 花の直径は約1センチで、良い香りがします。 ・実 約5センチの長さを持つ種子で、風に乗って遠くへ飛び広範囲に分布します。
アサガラ(麻殻)
- 学名
- Pterostyrax corymbosus
基本情報
- エゴノキ 科 Pterostyrax 属 アサガラ(麻殻) 種
- Styracaceae > Pterostyrax > Pterostyrax corymbosus
- 67%
- 完成度
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- 広葉樹
- 高木
- 草丈・樹高
- 1000cm ~
- 花の色
白
- 葉の色
緑
- 開花時期
- 日当たり
日向 午前から午後にかけて長時間日光が当たる場所 半日陰 木の木陰、もしくは午前・午後のどちらかが日陰となる場所 日陰 直射日光が当たらない場所
- 日向
- 耐寒性ゾーン
各植物がどの地域まで冬越し可能なのかを知るための指標です。 各植物のゾーンを知ることで屋根のない地植えで育てた際の耐寒温度を把握できます。 2:-42.7~-40.0 3:-39.9~-34.4 4:-34.3~-28.9 5:-28.8~-23.3 6:-23.2~-17.8 7:-17.7~-12.2 8:-12.1~-6.7 9:-6.6~-1.1 10:-1.0~4.4 11:4.5~10.0
- 6
- 耐寒性
- 普通
- 耐暑性
- 普通
- 原産地
- 中国
- 成長速度
- 普通
アサガラ(麻殻) (Pterostyrax corymbosus)の特徴
概要
花言葉
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アサガラ(麻殻) (Pterostyrax corymbosus)の栽培時期・カレンダー
栽培時期・カレンダー
アサガラは種をまいてから開花まで数年の時間を要します。 花が咲くようになったら、日本では5~6月にかけて美しい花を咲かせます。 この時期は新緑も美しい時期ですので、白い花がより一層引き立ち、とても美しい眺めを楽しむことができます。 アサガラの花を長く楽しむためには、適度な水分と日当たりが必要です。 また、寒さには強い植物ですが、冬季には霜よけをすると良いでしょう。
アサガラ(麻殻) (Pterostyrax corymbosus)の育て方
水やり
アサガラは適度な湿度を好む植物です。 土壌は、指で触れてみて湿っている程度に保つことが理想的ですが、過剰に水分を与えたり水はけの悪い土壌に植えると根腐れを起こす可能性がありますので、水やりの際は適度な量を心がけましょう。 また、季節によっても水やりの頻度が異なりますので注意が必要です。 ・夏季 乾燥を防ぐために1日1回、朝か夕方にたっぷりと水を与えます。 ・冬季 生育が鈍化しますので、水やりは週に1回程度、土壌が乾燥したら水を与えるようにしましょう。
土壌・肥料の管理
アサガラを育てる際には、最適な土壌と適度な肥料が必要です。 ●土壌 やや酸性から中性の土壌を好みます。 また、水はけが良くて肥沃な土壌に植えるとより良いでしょう。 ●肥料 ・春 新芽が出る前に有機肥料を与えます。 ・夏 月に1回、液体肥料を与えます。 肥料は植物の大きさに応じて調整するようにし、与え過ぎないように注意しましょう。
日当たり・気温の管理
アサガラは日当たりの良い場所を好みますが、強い直射日光はよくありませんので、半日蔭で育てるのが最適です。 また、高温にもやや弱く、特に35度以上の気温では生育しにくくなりますので、夏季に暑さが厳しくなる地域では日陰に移動させると良いでしょう。 アサガラにとって1日あたりの最適な日照時間は4~6時間程度で、これ以上日光に当てると葉焼けを引き起こす可能性がありますので注意が必要です。 アサガラは寒さには強いので、冬越しをする際の特別な手間は必要ありません。
アサガラ(麻殻) (Pterostyrax corymbosus)の上級者向け育て方
剪定の方法
アサガラには、剪定や切り戻しが必要です。 剪定をすることで枝の乱れを整え、形状を美しく保つことができるからです。 ・剪定の時期 春の新芽が出る前か、秋の葉が落ちたあとが剪定に最適な時期です。 この時期は樹液の流れが少ないため、アサガラへのダメージを最小限に抑えることができます。 ・剪定の手順 まず枯れた枝や病気の枝を取り除きます。 次に、他の枝と交差している枝を切り、全体に日光が当たるようにします。 そして、最後に全体の形を整えるために伸びすぎた枝を適度な長さに切ります。 ・剪定後 切り口を清潔に保ち、病気の侵入を防ぐために切り口に剪定剤を塗布することがおすすめです。 また、剪定後は水やりを控えめにし、アサガラが自然に回復するのを待ちましょう。
鉢植えの方法
アサガラは成長が早く大きくなるため、広いスペースでの地植えがおすすめですが、鉢植えでも育てることが可能です。 ・植え付け 水はけの良い土壌に植えて、日当たりの良い場所に置きます。 また、土が乾いたら水をたっぷりと与えましょう。 ・植え替え 3年に1回程度を目安に行います。 植え替え時期は春が最適で、植え替える時には根を傷つけないように注意しましょう。 ・寄せ植え アサガラの成長の早さと大きさを考慮して他の植物とバランスをとることが大切です。 ・寒冷地の冬 アサガラは寒さに強いですが、鉢植えの場合は注意が必要です。 寒冷地では鉢を室内に移動させるか、鉢を覆うかして保護するようにしましょう。
増やし方
アサガラを増やす際は、挿し木や株分けよりも種まきの方が適しています。 挿し木や株分けに比べて、種まきでの繁殖は多くの個体を一度に得ることができますし、種子から育てることでアサガラの遺伝的多様性を保つことができるからです。 まず種子は秋に収穫し、冷蔵庫で冬越しをします。 そして、種をまく前に湿らせたサンドペーパーで種子を軽くこすり、種皮を薄くする処理(スカリフィケーション)をするとより効果的です。 この処理によって、水分や酸素が種子内部に浸透し、発芽が促進されます。
病害虫対策
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アサガラ(麻殻) (Pterostyrax corymbosus)の分布地図
分布・生息地
アサガラ(麻殻) (Pterostyrax corymbosus)の毒性
人や動物への健康効果
- edible
- 不可
- 毒性
- なし
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犬や猫への影響
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アサガラ(麻殻) (Pterostyrax corymbosus)のQ&A
- アサガラのおすすめの選び方はありますか?
アサガラの苗と種子を選ぶ際は、以下の点に注意して選びましょう。 ・苗木 枝が均等に広がっているものを選びます。 苗木の段階で枝が偏っていると、成長後の形状に影響するからです。 ・種子 表面が滑らかで、傷や黒ずみがないものを選びましょう。 アサガラの趣旨は比較的大きいのですが、表面に傷があると発芽率が下がる可能性があるので注意が必要です。
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- アサガラとオオバアサガラの違いや特徴は何ですか?
アサガラとオオバアサガラは、葉の形状と花の大きさに違いがあります。 ・アサガラ 葉は細長く、花は白く小さめで垂れ下がるように咲きます。 日本原産で、主に山地に自生しています。 ・オオバアサガラ 葉は大きく広がります。 花はアサガラと同じ白色ですが、アサガラよりも大きく円錐形の花を咲かせます。 また、花は上向きに咲きます。 中国原産で、日本では庭木として栽培されていることが多い植物です。
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- アサガラの樹皮の特徴とは何でしょうか?
アサガラの樹皮には様々な特徴と用途があります。 ・見た目 一般的に灰褐色で、年月が経つと深い裂け目が形成されます。 若いアサガラには裂け目はあまり見られず、成長とともに裂け目は深くなっていきますが、その裂け目は独特の模様のようで、とても美しく見えます。 ・用途 アサガラの樹皮は耐久性が高いため、樹皮を剥がして繊維を取り出し、紐や縄を作ることもありました。
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