オオエゾデンダの原産地は北半球の温帯地域で、日本では北海道から本州の山地に自生しています。学名は「Polypodium vulgare」です。 日本での名前は、大きなエゾシカの歯に似た葉形が由来となっています。 特徴的な葉は、長さが30cmから40cmで、形は細長く、縁には鋸歯があります。 色は深緑で、一年中緑色を保ちます。その美しい葉から観葉植物としても親しまれています。 オオエゾデシダは、シダ植物の特性上、花を咲かせることはありません。 代わりに胞子によって繁殖を行います。胞子は葉の裏側に、黄褐色の斑点状のように作られます。 湿った場所を好み、岩場や樹木の根元などに自生する特性を持ちます。 耐寒性が強く、冬季でも枯れることなく生育をする植物です。 湿度を保てる場所であれば、特に手間をかけずに育てることができるでしょう。 乾燥には弱いため、水分管理には注意をしてください。
0
0