スイッチグラス(Panicum virgatum)の起源は、北アメリカ大陸の中央部から東部にあるとされています。 主にアメリカ合衆国の大草原地帯や東部の草原、河川敷、湿地などの環境で自生しているほか、メキシコ北部やカナダ南部にも分布しています。 北アメリカの先住民族によって、繊維資源や家畜の飼料として利用されていたようです。 スイッチグラス(Panicum virgatum)は、日本では主に北海道から九州までの各地で栽培されています。 夏から秋にかけて緑色から赤紫色の花穂が咲くのが特徴です。高さは1-3mになり、根は深く伸びるため、土壌の保持や浸食防止に役立ちます。 また、さまざまな環境に適応可能なため、アメリカでは、バイオマス燃料としての利用が盛んに行われています。 観賞用としても人気があり、公園や庭園などでよく見かけることのできる植物です。
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