スイセン(Narcissus tazetta)は、地中海沿岸を原産地とするヒガンバナ科の多年草で、その名前はギリシャ神話の美少年「ナルキッソス」に由来しています。 スイセンの大きな特徴は、複数の花が1つの茎から咲くことです。6枚の花びらの中心部には筒状の冠があり、色は主に白や黄色です。 スイセンにはさまざまな品種があります。「チャイニーズセイクリッド」は、中国で新年の祝いによく利用される品種とされています。また、「ペーパーホワイト」は冬に室内で栽培できる人気の品種です。 品種によりますが、スイセンは一般的には高さ30cm程度、花径は3-4cm程度の大きさです。水はけと日当たりの良い場所を好み、冬に球根を植えると春に美しい花が咲きます。また、スイセンの実は種子で、熟すと黒くなります。 なお、スイセンの茎や球根には毒性があります。食べると中毒症状につながるおそれがあるため、取り扱いには注意してください。
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