ニオイコブシは、学名をMagnolia salicifoliaといい、カムシバやタムシバとも呼ばれています。マグノリア科の落葉性低木で、日本など東アジア原産の植物です。コブシのような良い香りがする花のため、この名が付きました。 ニオイコブシの花は、直径10㎝ほどの大輪で、純白の花びらが特徴です。春から初夏にかけて、非常に美しい花を咲かせます。花形はカップ型で、庭木や公園樹として人気があるのはこの華麗な花のためです。 品種としましては、花びらの形や色が異なる「ニオイコブシ・ローズマリー」、「ニオイコブシ・ホワイトクラウン」などがあり、多様な花を楽しむことができます。 日当たりのよい場所で育てれば、より素晴らしい花を咲かせることができるでしょう。剪定により形を整えることも可能です。ニオイコブシは庭園や公園の栽培に適した植物です。 実は花が終わってからできる円錐形のもので、熟すと赤くなり種子が見えます。食用には向いていません。 ニオイコブシは美しい花と香りから、庭園や公園の景観を華やかにする人気の植物です。花言葉は「純潔」「高貴」「優雅」で、贈答にも喜ばれると思います。
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