ホソバタブは、日本特有の常緑樹であり、別名をアオガシと申します。葉の形状が細長く、表面に艶があり、濃い緑色をしているのが特徴です。樹高はおよそ10メートル程度に達し、山地や森林内で自生していることが多いのですが、四国や九州などの地方にも多く見受けられます。 この木の花は小型で、白色を呈し、ささやかながら端正な印象を与えます。開花時期は春先で、アオガシの名の通り、青々とした新緑と映えて美しい景色を作り出します。 ホソバタブには、葉に白斑が入る変種も存在し、ホソバタブ・バリエガータと呼ばれています。斑入りの葉は、より特徴的で魅力的な外観を見せるため、観賞用に好んで利用されています。 実は直径1cm程の小さな黒色の球状で、食用になりますが、一般的な食材ではありません。成長が早く、日当たりと排水の良い場所を好むため、栽培は容易で、寒さにも強く、各地で庭木や公園樹として利用されています。
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