エゾノサヤヌカグサという植物は、日本の湿地に自生しているイネ科の1種です。別名を「ヌカグサ」とも言います。 特徴としては、高さ30から100cmの直立した茎と、先がとがった細長い葉をもっています。葉の裏面には白色の毛が生えています。 北半球の温帯地方が原産で、日本を含め広域に分布している湿地植物です。水辺では水中に根を張って生育することもあります。 6月から10月にかけて、緑色の小さな花を穂状につけます。風による花粉媒介で受粉します。 水際の景観を彩る地味な花ですが、湿地環境に重要な役割を果たしていると考えられています。 栽培は比較的容易で、水に注意しながら自宅でも楽しむことができます。
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