タラヨウ(Ilex latifolia)は、東アジアの地域を中心に自生しています。樹高は10mから15mほどになり、幹は直立し、樹皮は灰褐色で縦に裂けることが特徴です。 タラヨウは、ツゲ科に属する常緑高木で、その木は、建築材や家具、彫刻などに利用されることがあります。 葉は対生し、厚みがあり、光沢があるため、観葉植物としても利用されます。また、葉の形は楕円形で、長さは10cmから20cm、幅は4cmから8cmほどで、縁には鋸歯があるのが特徴です。 花は5月から6月にかけて咲き、雌雄異株で、雄花は黄白色で径約5mm、雌花は径約3mmで、花序は総状花序をしています。果実は球形で、径約8mm、熟すと黒くなり、鳥類によって種子が広がります。 タラヨウの起源は、主に中国南部にあるとされています。現在は、ベトナム南部や日本にも分布していることが確認できます。 タラヨウの学名「Ilex latifolia」は、ラテン語で「広い葉」を意味する「latifolia」が由来となっています。これは、タラヨウの葉が広く、厚みがあり、光沢があることから名付けられました。
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