ハスノハギリは、学名を「Hernandia nymphaeifolia」と言います。オーストラリアから東南アジアにかけての熱帯地域が原産で、日本では沖縄県や小笠原諸島が生息域となっています。 大きさが10m以上にもなり、ひと際存在感があり目立ちます。「ハスノハギリ」という名前は、ハスの葉に似た大きな葉を持つことから名付けられました。葉は円形から広卵形で濃い緑色をしており、葉脈がはっきりと見える特徴があります。 白い小さな花は目立たないですが、その後にできる実に特徴があります。2cm程度の大きさの実ですが、黄色く熟した実の中には種子が1つ含まれています。この実は鳥類の餌となるため、種子が広がるのに一役買っています。 耐湿性と耐暑性がありことから、熱帯地域でよく育ちます。日本では南部の地域で栽培に適している植物です。逆に、冬季の寒さに弱いため、寒冷地では注意が必要になります。 ハスノハギリは存在感があり独特な形状をしていることから、公園や庭園に植えられることが多いです。
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