マルバアオダモ(Fraxinus sieboldiana)は、日本をはじめとする東アジアに分布しています。オレイカエデ科の落葉高木で、主に山地や河川敷に生育し、木は建築材や家具、器具類の材料や、緑化植物としても利用されることがあります。 樹高は20m程度になり、葉は対生し、奇数羽状複葉で、葉の長さは20-30cm程度です。 葉の形は楕円形から長楕円形で、先端は尖り、縁には鋸歯があります。 花期は4-5月で、葉が展開する前に花が咲きます。 花は黄緑色で、雄花と雌花が同じ株に咲く雌雄同株の植物です。 果実は翼果で、長さ2-3cmの扁平な形状をしており、9-10月に熟し、種子は風によって運ばれるため、翼果の形状に適応しています。 マルバアオダモ(Fraxinus sieboldiana)の起源は、主に日本の本州、四国、九州、琉球列島、朝鮮半島、中国南部に分布しています。 マルバアオダモの学名「Fraxinus sieboldiana」は、ドイツの植物学者フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトにちなんで名付けられました。 マルバアオダモは日本の固有種であるため、その起源や由来は日本の自然環境と密接に関連しています。
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