ワサビ(Eutrema japonicum)は、湿度と温度が安定した環境を好む日本原産の植物で、全体の長さが約60cm、葉は約15cm、根の長さ15cm程度の大きさです。 特徴的な辛味は、抗菌作用のあるアリルイソチオシアネートという成分によるもので、香りも含め、寿司や刺身をはじめとする和食の風味を引き立てる重要な役割を担っています。 春になると、円錐形の花序で花びらが4弁、直径1cm程度の小さく白い花を咲かせます。春先に早く花を咲かせることから、古代日本語の「早く咲く草」という意味を持つ「わさび」に由来した名前が名付けられました。 また、細長い形をした実には種子を含みます。 品種によって辛味の強さや形状、育てやすさなどに多少の違いはありますが、特に清流に近い場所でよく育ち、主に山間部で盛んに栽培が行われてることも特徴のひとつです。
0
0