アフリカ原産のアブラヤシは、熱帯地方を中心に広く栽培されているヤシの一種です。 直立性の高い幹を持ち、羽状複葉の大きな葉をつけるこの植物は、成長すると樹高20メートル近くに達します。 黄色の小さな花を多数つけ、実ると黒紫色に熟した果実の中には、赤い果肉に包まれた種子が入っています。 果実から搾り出される油は、食用や石鹸製造に利用されています。 アブラヤシには、果実が大きく油の収量が多いデュラと、果実は小さいものの油の品質が高いテネラという2つの主要な品種があります。 アブラヤシは湿潤な環境を好むものの、ある程度の乾燥にも耐えられ、栽培が容易なので初心者でも育てることができます。 二酸化炭素の吸収量が多いため、環境に優しい植物として知られています。
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