ヤタイヤシは、学名はButia yatayで、南アメリカ原産の樹木です。 この植物は、高さ15メートルにまで成長する大きな木で、太く丈夫な幹を持っています。幹には縦の溝が走っていて、表面は茶色です。葉は長さ2メートルの羽状葉で、先はとがっています。葉と葉の間には鋭いトゲが生えています。 ヤタイヤシは、ウルグアイやアルゼンチンなどの南アメリカの草原や湿地に自生している果樹です。風や乾燥に強く、公園や庭園の樹木としても人気があります。 花は春から夏にかけて咲き、美しい黄色の6枚の花びらからなります。花は房状にまとまってつき、いい香りがします。 果実は黄色やオレンジ色に熟し、直径は3センチほどです。甘みがあり食用になるほか、ジャムやジュースにも利用されます。 栽培は容易で、日当たりのよい場所なら寒冷地でも育ちます。 姿形が特徴的で花も美しいヤタイヤシは、南アメリカの自然風景に欠かせない存在として、庭園や公園など広く栽培されています。
0
0