タツノツメガヤ(Dactyloctenium aegyptium)はアフリカ原産で、熱帯から亜熱帯地域に広く分布しており、日本では、主に西日本の暖地に分布しています。砂地や道端などに生育し乾燥にも強いため、特に手間をかけずとも育つ強健な植物です。 葉は細長く、茎の先端には指のように分かれた穂がつきます。その穂が鳥の爪のように見えることを特徴に捉え、日本名の「タツノツメガヤ」がつけられました。他にも、学名はギリシャ語の「ダクチュロス」(指)と「クテニオン」(小さな櫛)に由来しています。 また、花は小さく、色も黄緑色で、目立つものではありません。独特な形状の穂を、見分けるためのポイントにしましょう。
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