ヨーロッパに自生するヤグルマアザミは、30から100センチメートル程度に成長する多年草です。 茎はまっすぐに伸び、葉は互い違いに生えています。細長く鋸歯のある葉には白毛が生えており、触るとざらざらした感じがします。 頭状の花序が茎の先端に咲き誇り、美しい紫やピンクの筒状の花をつけます。小さな個々の花が筒の中に詰まっているのです。 草原や道端でこの植物を見ることができ、ヨーロッパでは広く野生化しています。 日本でも庭園などで栽培されていて、「思い出」を連想させる花言葉があります。 白い花をつける「アルバ」や淡いピンクの「ロゼア」などいくつかの品種があります。 日光の十分な場所で育てるのが良く、乾燥しやすい土壌を好みます。比較的丈夫な植物で、美しい姿を楽しむことができるでしょう。
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