「ヒレアザミ」の学名は「Carduus crispus」といいます。原産地はヨーロッパで、現在では世界中に広がっており、日本では帰化植物として各地に分布しています。葉の縁がフリル状に波打っていることから、ヒレアザミという名前が付けられました。 この植物は、高さが1m程度に成長し、茎は直立して、葉は深く切れ込んでいます。葉の裏面は白く、表面は緑色で、葉の縁に鋭い棘があるのが特徴です。 夏から秋にかけて、直径約2cmの紫色の花を咲かせ、花は頭状花序を形成して、その下には棘がついた苞葉があります。取り扱いの際は、棘があるため注意しなければなりません。 ヒレアザミの種子は、風によって運ばれるため、一度生えると広範囲に広がります。そのため、一部の地域では侵略的な外来種として扱われているでしょう。
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