ヒナツメクサ(Trifolium resupinatum)は、地中海沿岸や西アジアに自生しているマメ科の一年草です。日本では、主に畑や道端などの草地で見かける事ができます。 葉は3つの小葉からなる三出複葉で、小葉は倒卵形で先が尖っており、葉の縁には鋸歯があり、葉柄は長く、基部に托葉があることが特徴です。 5月から7月に花を咲かせ、その花の形は総状花序で、花冠は約1cmで、花の色は紫色からピンク色です。特徴的なのは、花冠が反転して咲くことです。、果実は膨らんだ豆果で、種子は1個ずつ含まれます。 ヒナツメクサ(Trifolium resupinatum)の起源は地中海沿岸地域と中東にあります。この地域では、古くから農業が盛んであり、ヒナツメクサはその中で自然に生育していました。 日本においても、江戸時代には既に栽培されていたとされており、その名前は「雛爪草」という意味で、小さな花が爪のように見えることから名付けられました。
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