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ウルシ(漆) (Toxicodendron vernicifluum)-i
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ウルシ(漆)

学名
Toxicodendron vernicifluum

基本情報

ウルシ Toxicodendron ウルシ(漆)
Anacardiaceae > Toxicodendron > Toxicodendron vernicifluum
92%
完成度

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  • 高木
草丈・樹高
1500cm ~
花の色
    葉の色
    開花時期
    5月
    日当たり
    日向
    耐寒性ゾーン
    6
    耐寒性
    普通
    耐暑性
    やや強い
    原産地
    中国、日本、朝鮮半島
    成長速度
    普通

    ウルシ(漆) (Toxicodendron vernicifluum)の特徴

    概要

    ウルシ(Toxicodendron vernicifluum)は、日本をはじめとする東アジア地域に自生しています。高さ10m以上に成長し、灰褐色で縦に裂ける樹皮が特徴で、葉は奇数羽状複葉、3-13枚の小葉が対生し、先端が尖っています。また、春から夏にかけて黄緑色の小さな花を咲かせ、秋には球状の果実ができます。 さらに、最も重要な特徴として、皮膚にかぶれや炎症を引き起こす可能性がある、ウルシオールという有毒成分が、樹皮や葉、果実に含まれています。 木材は、家具や建築材料として使われるほか、漆器や日本画の材料として利用するため、優れた耐水性や耐久性を持ち、乾燥すると硬くて光沢のある表面になる漆(ウルシの樹液)を採取するための栽培もされています。 ウルシ(Toxicodendron vernicifluum)の起源は、約6,000年前の新石器時代に遡るとされており、その当時から日本列島に自生していたと考えられています。 また、学名は、ギリシャ語の「toxikon」(毒)と「dendron」(木)、ラテン語の「vernicifluum」(漆を流す)から成り立っており、毒性を持つ漆の木という意味を込め、18世紀のスウェーデンの植物学者カール・リンネによって命名されました。

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    花言葉

    ウルシの代表的な花言葉は「隠れた才能」です。この花言葉が付けられた理由としては、一見すると普通の植物に見えるが、実は漆を採取するための重要な植物であることから来ているとされています。 また、接触すると皮膚炎を引き起こす毒性を持っています。ウルシの、外見からは分からない才能や力を秘めている姿が「隠れた才能」という花言葉のイメージにピッタリです。

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    ウルシ(漆) (Toxicodendron vernicifluum)の栽培時期・カレンダー

    栽培時期・カレンダー

    NO DATA

    ウルシ(漆) (Toxicodendron vernicifluum)の育て方

    水やり

    ウルシ(Toxicodendron vernicifluum)は、春から夏にかけて成長が活発になるため、土壌の表面が乾いたら、十分に水を与えるようにしましょう。週に2回程度の水やりが適切ですが、雨の多い梅雨時期は、頻度を減らすことも必要です。 また、秋から冬にかけての水やりは、成長が緩やかになるため、週に1回程度に減らしましょう。ただし、乾燥には注意し、指で触れて湿り気が感じられる程度の土壌湿度が適切です。 水やりの方法としては、鉢底から水を吸い上げる方法がおすすめです。これにより、根腐れを防ぐことができます。

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    土壌・肥料の管理

    ウルシ(Toxicodendron vernicifluum)は、湿潤な環境を好むため、水はけの良い砂質土壌が適しており、pHは5.5~6.5のやや酸性の土壌が理想的です。 肥料に関しては、春になると新芽が出るため、1ヶ月に1回窒素を多く含む肥料を与えるとよいでしょう。一方で夏から秋にかけては、根や茎の発達を促すために、2ヶ月に1回程度、リン酸やカリウムを多く含む肥料を与えることがおすすめです。

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    日当たり・気温の管理

    ウルシ(Toxicodendron vernicifluum)は、半日陰から日向を好む植物で、1日に4~6時間程度の日照時間が適切とされています。鉢植えの場合の置き場所は、日当たりの良い窓辺やベランダがよいでしょう。 日差しが強すぎると、葉焼けや枯れの原因となることがありますので、直射日光が強い場合は、日焼けから守るために日陰を作ることも大切です。一方で、日光が全く当たらないと、成長が悪くなるだけでなく、病気や害虫にも弱くなるため、適切な日照量はしっかりと確保しましょう。 ウルシ(Toxicodendron vernicifluum)は、耐寒性、耐暑性ともに持ち合わせており、冬季の寒さから夏季の高温まで適応できる、日本の気候に適した植物です。 一方で、最適な気温は15℃から25℃の範囲で、この温度帯であれば、良好な生育が期待できます。また、湿度も高い方が好ましいとされています。 ウルシ(Toxicodendron vernicifluum)は、夏越しや冬越しについて、特別な手間が必要な植物ではありません。 夏越しにおいては、ウルシは日陰を好むため、直射日光を避ける場所に植えることが重要です。耐寒性があるため、冬場も特別な対策は必要ありませんが、積雪による枝折れや倒木を防ぐため、適度な剪定を行うとよいでしょう。

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    ウルシ(漆) (Toxicodendron vernicifluum)の上級者向け育て方

    剪定の方法

    ウルシ(Toxicodendron vernicifluum)は成長が早く、適切な管理が必要です。健康維持や形状を整えるために、剪定や切り戻しを行いましょう。新芽が出る前に枝を整理することで成長を促すことができるため、剪定の時期は、春から初夏にかけてが適しています。 まず、枯れた枝や病気にかかった枝を取り除きます。次に、枝同士が交差している部分や密集している部分を間引いて、風通しを良くしましょう。最後に、全体の形状を整えるために、長すぎる枝を適切な長さに切り戻します。

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    鉢植えの方法

    ウルシ(Toxicodendron vernicifluum)の植え付けや植え替えは、春から初夏にかけて行います。 植え付けの際には、苗木を十分に水に浸してから、根元を広げて植えることが重要です。また、植え付け後は、定期的に水やりを行い、乾燥を防ぎましょう。 また、成長が遅くなったり、根が鉢の底に達したりした場合には、植え替えを行います。新しい鉢に移す際には、古い土を取り除き、新しい土を用意してください。 収穫として漆を採取する場合は、樹皮に切れ目を入れて樹液を流し出し、それを受ける容器を設置して行います。

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    増やし方

    ウルシ(Toxicodendron vernicifluum)の繁殖に最適な方法は挿し木です。 まず、春から初夏にかけて健康な枝を選び、約10cm程度の長さに切り取ったら、切り口から数センチ上の葉は全て取り除き、下部の葉も半分に切り落とします。切り口に発根促進剤を塗布したら、水はけの良い土に挿し、水を十分に与えましょう。 挿し木が根付くまでは日陰で管理し、乾燥を防ぐために霧吹きで水を与え続けます。成長が遅いため、栽培場所を変えずに様子を見ながら育てることが大切です。 また、ウルシは根が浅く広がるため、株分けでは根を傷つけるリスクが高く、葉挿しの繁殖率も低いことから、おすすめできません。

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    病害虫対策

    ウルシ(Toxicodendron vernicifluum)は、主にアブラムシやカイガラムシ、ハダニ類などの被害を受けやすく、葉や茎に寄生されると、植物の成長が阻害されたり、葉が枯れる原因となります。発生した場合には、手で取り除いたり、殺虫剤を使用するなど、早期に対処しなければなりません。 また、葉に黒い斑点が現れ、重度の場合には葉が落ちてしまう黒星病や、白い粉状のカビが葉に発生し、光合成が阻害されることで成長不良を起こすうどんこ病などの病気も、問題になることが多いです。 ウルシは湿気を好むため、風通しの良い場所に植えることが対策として重要です。万が一発生した場合には感染部分を取り除いたり、殺菌剤を使用することで、病気の拡大を防ぐことができます。

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    ウルシ(漆) (Toxicodendron vernicifluum)の分布地図

    分布・生息地

    ウルシ(漆) (Toxicodendron vernicifluum)の毒性

    人や動物への健康効果

    edible
    不可
    毒性
    あり

    ウルシ(Toxicodendron vernicifluum)は、樹液に含まれるウルシオールという成分が人体に対して毒性を持つため、取り扱いには十分注意しなければなりません。 皮膚に接触するとアレルギー反応を引き起こし、かぶれや炎症を起こすことがあります。また、ウルシオールは空気中にも拡散するため、燃やした煙などを吸い込むと、呼吸器にまで影響を及ぼすことがあります。

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    犬や猫への影響

    ウルシ(Toxicodendron vernicifluum)は、犬や猫にとって毒性がある植物です。 主要な毒素であるウルシオールは、葉や茎、根に存在します。これらの部位に触れてしまうと、皮膚が赤く腫れたり、かゆみや水疱などの皮膚炎の恐れや、また、葉や茎を誤って食べてしまった場合には、口内や喉にも炎症を起こす可能性があります。 犬と猫の間で影響に大きな差はありませんが、犬の方が皮膚が厚いため、猫よりも症状が軽くなることがあるかもしれません。ウルシに触れた疑いがある場合は、速やかに獣医師に相談し、適切な治療を受けることが大切です。

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    ウルシ(漆) (Toxicodendron vernicifluum)のQ&A

    • ウルシのおすすめの選び方はありますか?

    • ウルシとヤマウルシの違いは何でしょうか?