マンネンスギ(Lycopodium dendroideum)は北アメリカ原産で、日本では北海道から九州までの山地に自生しています。 針状で密についた葉が特徴的で、全体としては松のような形状なので「マンネンスギ」の名前がついたと考えられます。地面を這うように生育し、高さは20cm程度と小型です。 マンネンスギは日陰を好み、湿度が高い場所に生えます。また、寒さに強く、冬でも枯れず鮮やかな緑色を保てます。 花は特に咲きませんが、秋には黄色い胞子をつけるのが特徴です。胞子は非常に微細で、昔から火薬の原料や撮影用のフラッシュパウダーとして利用されていました。
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