ヤマトアオダモは、主に本州の太平洋側に分布するオニグルミ科の落葉高木で日本固有種です。美しい姿で山地や丘陵地の風景を彩り、風景樹としても利用されます。また、木材としても利用価値が高いです。 ヤマトアオダモは日当たりと水はけの良い場所を好み、耐寒性があるほか、酸性・アルカリ性両方の土壌で生育できます。 高さは20m程度になり、幹は直立し樹皮は灰褐色で縦に裂けます。 花は雌雄異株で、雄花は円錐花序で雌花は総状花序をなし、春に葉が出る前に黄緑色の小花を咲かせます。 葉は対生し1枚の葉が小葉7-9枚からなる羽状複葉で、長さは20~30cm程度です。葉の色は新緑から深緑、秋には黄色に変わります。 果実は翼果で、長さは3~4cmで幅は約1cmです。秋になると黄褐色に熟し、風に乗って遠くへ飛んでいきます。
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