「オニシモツケ」の学名は「Filipendula camtschatica」です。北海道から東北地方にかけて自生する多年草で、原産地は日本の他、ロシアのカムチャツカ半島にも分布しています。 高さが1m以上にもなる大型の草本で、夏になると美しい淡いピンク色の花を咲かせます。花は直径約1cmで、多数を集めた円錐状の花序を形成します。 その美しい花と存在感から、庭や公園の風景を彩る植物として人気があります。 オニシモツケは、湿地や沼地などの湿った場所を好みます。寒さに強いため、日本の冷涼な地域でも育てやすいですが、乾燥には弱いため、水はけの良い場所での栽培が推奨されます。 また、オニシモツケの名前の由来は、その大きさから「鬼シモツケ」と名付けられたとされています。基本的に、この植物が実をつけることはありません。
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