シマシラキは熱帯地域を原産とする植物で、学名はExcoecaria agallochaです。海岸地帯や汽水域に自生しています。 特徴は、茎や葉に含まれる白色の毒性乳液です。これは、シマシラキを食害から守るための防御機能だと考えられます。シマシラキの花は小型で緑色をしています。花期は春から夏にかけての時期で、周囲に独特の香りを放ちます。 シマシラキは雌雄同株の風媒花で、葉の形状や色彩に変異があることが知られています。一般的には葉は長楕円形の緑色ですが、品種によっては赤や黄色の斑入りもあるようです。シマシラキの果実は小球形で熟すと赤くなりますが、種子のみが食用に適しており、果肉は有毒です。 日当たりの良い場所で育てるのが適切で、水はけの良い土壌を必要とします。観賞用あるいは防風林・防砂林として利用される美しい植物ですが、取り扱いには手袋が必要とされる点には注意が必要です。
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