シダ植物の一種であるコタニワタリは、ヨーロッパやアジアの温帯地域が原産で、日本では山地の湿った岩場などに自生しています。 コタニワタリは寒さに強いため、日本の気候にも適応しています。 コタニワタリは湿度を好み乾燥には弱い植物ですので、半日陰で水はけの良い場所であれば特に手間をかけずに育てることができます。 コタニワタリの葉は長さ30~70センチ、幅5~10センチで、緑色の長い舌のような形をしています。 葉脈は波打っているように見えるので「コタニワタリ」の名が付きました。 また、その特徴的な形状から「ハートタンポポ」とも呼ばれています。 コタニワタリには花や実はなく、胞子を形成することによって繁殖します。 胞子は葉の裏側に並んでおり、それがシダの特徴的な模様を作り出しています。 コタニワタリには多くの品種がありますが、その中でも特に人気なのが「クリスパム」です。 これは、葉がクリンクル状になっていることからその名が付きました。
0
0