香り高い紫色の花を咲かせるタンジンは、中国原産の多年生草本植物です。 唇形の花弁を上向きに咲かせるその姿は、夏から秋にかけて公園や庭園を彩る観賞植物としても人気があります。 タンジンの根には、血行促進や炎症抑制、抗酸化などの効果があるとされる成分が含まれており、伝統中国医学で心臓の健康維持に用いられる漢方薬の原料ともなっています。 品種によって成分の含有量が異なるため、薬効を目的とした栽培では、特に効能の高い種を選択することが大切です。 適度な日当たりと排水性の良い土壌で育てれば、手間がかからずに健康なタンジンを育てることができるでしょう。 美しい花と有用な薬効成分の両方を兼ね備えたタンジンは、観賞植物や漢方薬の世界において欠かせない存在となっています。
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