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観葉植物の肥料おすすめ6選:選び方のポイント、種類、おすすめ商品、与え方のコツを徹底解説【保存版】

admin

室内で育てることができ、日々に彩りを加えてくれる観葉植物。2021年農林水産省の調査結果によると、96%もの人が枯らせてしまった経験があるそうです。

枯れさせてしまう原因の一つに、「適切な肥料を選べていなかった/肥料を適切に与えられていなかった」ということもあるはず。この記事では、肥料の選びのポイント、観葉植物におすすめの肥料、肥料の与え方のコツについて順を追って解説していきます。

観葉植物の肥料選びのポイント4つ

観葉植物に適した肥料を選ぶためには、以下の点に注意しましょう。

その1. 植物の種類に合わせて選ぶ

観葉植物の種類によって必要な栄養素が異なります。例えば、観葉植物の中でも成長の速い植物は、窒素を多く必要とします。一方、花を咲かせる植物は、リン酸を多く必要とします。植物の種類や特徴に合わせて、適切な肥料を選びましょう。

その2.肥料の三要素のバランスを確認する

肥料には、窒素、リン酸、カリウムの三要素が含まれています。これらの要素のバランスが重要です。観葉植物用の肥料は、一般的に「窒素:リン酸:カリウム=5:3:1」の割合で配合されています。肥料を選ぶ際は、三要素のバランスを確認しましょう。

その3.有機質肥料と化学肥料の特徴を理解する

有機質肥料は、動物や植物の残さを発酵させてつくられます。有機質肥料は、土壌の状態を改善する効果がありますが、栄養の吸収は緩やかです。一方、化学肥料は、栄養素が濃縮されており、すぐに効果が現れますが、連用すると土壌が硬くなる可能性があります。目的に合わせて、有機質肥料と化学肥料を使い分けましょう。

その4.肥料の形状ごとの特徴を理解する

液体肥料は、水やりの容量で与えます。素早く吸収されるので、葉が黄色くなるなどの栄養不足の改善に効果的です。

固形肥料は、土に均一に混ぜ、長期間ゆっくりと効果が持続します。

目的や好みに合わせて、形状を選びましょう。

速効性と緩効性って?効果の持続性による違い

肥料の種類特徴おすすめの植物
速効性肥料即効性があり、効果が高い成長の早い植物、花を咲かせる植物、葉の色を良くしたい植物
緩効性肥料長期間にわたって栄養を供給大型の観葉植物、鉢植えの植物、肥料やけが心配な植物

観葉植物の肥料は、効果の持続性による違いで分類すると、速効性肥料と緩効性肥料の2種類に分けられます。それぞれの特徴を理解して、目的に合った肥料を選びましょう。

速効性肥料

速効性肥料は、短期間で素早く栄養を与える肥料です。すぐに効果が現れるため、植物の生育を早めたい場合に適しています。ただし、肥料やけを起こしやすいため、使用量に注意が必要です。

メリット:

  • すぐに効果が現れる
  • 植物の生育を早められる
  • 価格が安い傾向にある

デメリット:

  • 肥料やけを起こしやすい
  • 効果の持続期間が短い
  • 使用量の調整が難しい

緩効性肥料

緩効性肥料は、時間をかけてゆっくりと栄養を放出する肥料です。長期間にわたって安定的に肥料効果が持続するため、肥料やけのリスクが少なく、初心者でも扱いやすいのが特徴です。

メリット:

  • 長期間にわたって安定的に肥料効果が持続する
  • 肥料やけのリスクが少ない
  • 初心者でも扱いやすい

デメリット:

  • 即効性がない
  • 効果が現れるまでに時間がかかる
  • 価格が高い傾向にある

観葉植物向けおすすめ肥料6選

ハイポネックス原液 800ml

液体/固体液体
有機/化学化学肥料
速効/緩効速効
値段¥553
商品URLAmazonで見る

ハイポネックス原液800mlは、ハイポネックスジャパンが販売する速効性の液体肥料で、窒素6%、リン酸10%、カリウム5%を含有しています。

使用方法は、250~2000倍に薄めて与えます。草花・野菜の場合は500倍、10Lの水に20ml(キャップ1杯)を混ぜ、1週間に1回が目安です。


庭植え植物、草花、野菜、バラ、観葉植物、鉢花、洋ラン、サボテンなど、様々な植物の生育を促進します。花や野菜の苗にも最適です。

Amazonでは553円で販売されています。手軽に植物を元気に育てたい方におすすめの液体肥料です。

ハイポネックス キュート 観葉植物用 150ml

液体/固体液体
有機/化学化学肥料
速効/緩効速効
値段¥416
商品URLAmazonで見る

観葉植物の健康な育成をサポートする、使いやすい液体肥料です。速効性なので、与えるとすぐに効果が現れます。150mlとコンパクトなサイズながら、植物が必要とする栄養素がしっかりと配合されています。

優れたミネラルバランスにより、土を使わずに栽培する観葉植物の葉色と花色を鮮やかに美しく育てます。

使い方は簡単で、うすめずそのまま与えるだけ。計量目盛り付きなので、必要な量がひと目で分かります。ガジュマル、ポリシャス、モンステラなど、幅広い観葉植物に使用できます。

マグァンプK中粒

液体/固体固体
有機/化学化学肥料
速効/緩効緩効
値段¥1,066
商品URLAmazonで見る

マグァンプK中粒は、ハイポネックスジャパンが販売する緩効性の化成肥料です。窒素6%、リン酸40%、カリ6%、マグネシウム15%を含有しています。

土に1回混ぜ込むだけで、約半年から1年間ゆっくりと効き続けます。水に溶ける速効性成分と、根から出る酸などで溶ける緩効性成分を含んでいるため、植物が必要とするタイミングで栄養を供給できます。

使用方法は、植えつけや植え替え時に、元肥として土に混ぜ込みます。草花や野菜のプランターでは50g、鉢では4号鉢あたり4g、5号鉢あたり8gが目安です。


マグァンプK中粒は、草花、鉢花、野菜、球根、観葉植物など、様々な植物の元肥として最適な肥料です。肥料成分がゆっくりと溶け出し、植物を健全に育てます。
200gの商品は1,066円で販売されています。園芸初心者から経験者まで、幅広く使える万能タイプの化成肥料といえるでしょう。

花ごころ 観葉・多肉の肥料120g

液体/固体固体
有機/化学化学肥料
速効/緩効緩効
値段¥406
商品URLAmazonで見る

花ごころの観葉・多肉の肥料は、観葉植物や多肉植物用の緩効性化成肥料です。窒素5%、リン酸10%、カリウム5%を含有しています

使用方法は、鉢の大きさに応じて2~6錠を鉢土の上に置きます。2ヶ月に1回の割合で与えるのが目安です。観葉植物や多肉植物は、生育が緩やかなため濃い肥料を好みません。

サボテン、アロエ、ポトス、モンステラ、ドラセナなど、様々な種類の観葉植物や多肉植物に適しています。Amazonでは406円で販売されており、手軽に始められる点も魅力です。

ハイポネックスジャパン 肥料 プロミック 観葉植物用 150g

液体/固体固体
有機/化学化学肥料
速効/緩効速効と緩効の混合
値段¥980
商品URLAmazonで見る

ハイポネックスジャパンのプロミック観葉植物用は、観葉植物用の錠剤タイプの化成肥料です。窒素10%、リン酸8%、カリウム8%を含有しています

使用方法は、鉢のサイズに応じて1~4錠を土の上に置きます。植物に直接触れないよう、鉢の縁近くに置くのがコツです。約2ヶ月ごとに新しい錠剤を与えます

ポトス、モンステラ、パキラ、ドラセナなど、様々な観葉植物に適しています。置き場所を選ばず、玄関先やベランダ、室内で手軽に使える点が魅力です。

メネデール 液体肥料 活力液肥 原液1L 全植物用

液体/固体液体
有機/化学化学肥料
速効/緩効速効
値段¥1,032
商品URLAmazonで見る

メネデール活力液肥原液1Lは、名前にもある通り、あらゆる植物に使える万能タイプの液体肥料です。窒素5%、リン酸12%、カリウム6%に加え、植物の成長に欠かせない鉄などの微量要素をバランスよく配合しています

使用方法は、500~1000倍に薄めて植物に与えます。

1000倍の場合は5Lの水に対し5ml(小さじ1杯)の割合です。野菜、花、芝生、観葉植物など、あらゆる植物の追肥として幅広く使えます。特に生育中の植物の元気を回復させたり、開花や結実を促進する効果が期待できます

観葉植物への肥料の与え方

観葉植物に肥料を与える際は、以下の4点に注意しましょう。適切な肥料の選択と与え方で、観葉植物を健康に育てることができます。

  1. 植物の生育段階に合わせて肥料を選ぶ
    観葉植物の生育段階によって、必要な肥料が異なります。春から夏にかけての成長期には、生育を促進する生育期用の肥料を与えましょう。秋から冬にかけての休眠期には、植物の休眠を助ける休眠期用の肥料を与えるのがおすすめです。
  2. 肥料の量は製品の説明書に従う
    肥料の与えすぎは、植物に害を与える可能性があります。肥料の量は、製品の説明書に記載されている推奨量を目安にしましょう。植物の大きさや鉢の大きさに合わせて、適量を調整することが大切です。
  3. 水やりの前に肥料を与える
    肥料は、水やりの前に与えるのが基本です。乾燥した土に肥料を与えると、肥料が土に吸収されずに根を傷めるリスクがあります。土が乾いている場合は、まず十分に水やりをしてから肥料を与えましょう。
  4. 肥料を与えすぎないようにする
    肥料を与えすぎると、植物の生育に悪影響を及ぼします。基本的に、月に1〜2回の適量を目安として肥料を与えましょう。肥料を与えた後は、様子を観察して、植物の反応を確認することが大切です。

観葉植物への肥料の与え方は、植物の種類や生育段階、育成環境によって異なります。植物の状態をよく観察し、適切な肥料を選択して、適量を与えることが、観葉植物を健康に育てるポイントです。

よくある質問とその回答

Q1. 肥料を与える頻度は?
A1. 月に1〜2回が目安。与えすぎは控えめにして、植物の様子を観察しながら調整しよう

Q2. 肥料をあげすぎるとどうなる?
A2. 肥料やけを起こして葉が黄色くなったり、根が傷んだりする可能性がある。与えすぎには注意が必要

まとめ

観葉植物に適した肥料選びには、植物の種類、生育段階、肥料の種類と特徴を理解することが大切です。また、肥料の与え方にも注意が必要で、与えすぎには注意しましょう。観葉植物の健康的な成長のために、適切な肥料を選び、正しく与えることをおすすめします。

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TERRARIUM編集部です。SDGsや環境に関連するコラムをお届けします。
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